アトピーと代謝の関係
アトピーが慢性化する原因の一つに代謝機能の低下が考えられます。
特に皮膚の代謝を活性化させることは、健康なお肌を取り戻す上で不可欠です。
ご存じの方も多いと思いますが、一般的に「ターンオーバー」の周期は28日とされています。
皮膚も細胞から構成されており、基底細胞が分裂して新しい細胞が生成されると、死んだ古い皮膚は剥がれ落ちていきます。
アトピーの発症原因が別にあるとしても、皮膚代謝が正常に行われないと、アトピーを長期化させる原因となります。
正常な代謝を行う上で大事なことは皮膚呼吸を妨げないこと、老廃物を排泄して血流をよくすることの二つです。
お肌のスキンケアが大事といっても、使用する保湿剤を間違えると皮膚呼吸を妨げ、皮膚代謝を低下させます。
なお化学薬品の入っている保湿剤も皮膚トラブルの原因となるので、成分はきちんと確認した方がよいでしょう。
また血流をよくするために、体内のデトックスが必要ですが、これには生活習慣や食生活が大きく影響します。
消化の悪い食事や偏食、睡眠不足はもちろんよくありません。
それから生活リズムを整えることも重要なのです。
人間の体は常に栄養の摂取、老廃物の排出を繰り返しています。
効率よく循環が行われていると、免疫力は向上し、人間の本来持つ自然治癒力、自己再生力は高まるのです。
このようにアトピーを克服する上で代謝機能の向上は非常に重要なのです。