花粉症とは
花粉症とはアレルギー性鼻炎の一種です。
通年型のアレルギー性鼻炎と異なり、主に春や秋などの季節に症状が現れます。
アレルギー性疾患は子供の方が発症しやすいと言われますが、花粉症は大人に多いといわれています。
しかし最近では子供でも花粉症にかかるケースが多く、小児の花粉症患者数も増加しています。
花粉症はその名の通り、スギやヒノキ、ブタクサ、ヨモギなどの花粉が原因で発症するアレルギー性鼻炎です。
どの花粉にアレルギー症状を起こすかは人によって異なり、同時にいくつもの花粉にアレルギー症状を起こすケースも少なくありません。
特にスギやヒノキにアレルギー症状を起こす患者が多いため、春が花粉症の季節とも言われるくらいです。
ご存じの通り、花粉症の症状はくしゃみや鼻水、鼻づまりが主な症状で、さらに目の痒みや充血、鼻の痒みや頭痛などを起こします。
花粉症の季節は頭がボーっとして集中力が落ちる、無気力になる、イライラするなど日常生活に支障をきたすことも多いようです。
何故このような症状が出るかというと、生後数年をかけて花粉を吸い続けることで、花粉に対するIgE抗体が体内に作られることが原因として考えられます。
一度発症すると、毎年花粉が飛散する季節に症状が現れるようになります。
花粉は鼻の中の粘膜に付着し、水分を含んで破裂します。
そうなると花粉の成分である糖たんぱく質が粘膜から侵入し、抗体と結び付いてアレルギー反応を起こすのです。
鼻や目が痒かったり、鼻水が出るのは抗体から分泌されるヒスタミンという化学伝達物質が粘膜を刺激するからだと言われています。
花粉症は一度発症すると一生付き合っていかなければならないと言われています。
毎年花粉の季節になると薬を飲んだり、花粉を吸い込まないよう工夫しなければなりません。
最近ではレーザー治療で花粉症が治るそうですが、費用もかかり手術後も薬を飲み続けなければなりません。
また粘膜が再生するとまた症状が出てきます。
症状が辛いときは薬や手術に頼るのも有効だと思います。
しかしながら根本的な体質を改善しないと花粉症から逃れることは出来ないようです。
