アトピーの原因は遺伝じゃない
アトピーは遺伝が原因で発症するとよく言われます。
しかし私は遺伝だけで発症するとは思っていません。
もし遺伝が原因で発症するなら、なぜ現代になって急にアトピーが増えてきたのか。
昭和初期の頃にはアトピー患者はほとんどいなかったといいます。
日本においてアトピーが増えたのは、戦後の高度経済成長期以降です。
つまり高度経済発展に伴い、多くの化学物質に囲まれるようになり、食の欧米化に伴い、たんぱく質や動物性の油を多く含む食品を摂取するようになり、電気の普及やテレビなどの娯楽により、生活習慣が変わったことが原因です。
このように考える方が合理的のような気がします。
アトピーの原因は遺伝よりも、環境的な要因であることが多いです。
遺伝的要因があっても、発症しない人も数多くいます。
食習慣や生活環境を見直し、アレルゲンを取り除くことが大切なのです。
アトピーを治すには
遺伝を予防するのは不可能に近いですが、発症の原因を突き止め、予防することは可能です。
アトピーの発症を予防あるいは改善するポイントは
- 生活習慣を見直して体質を改善する
- アレルゲンとなるハウスダストを除去する
- 塩素を除去してバリア機能を保護する
- スキンケアで保湿して皮膚を乾燥から守る
たったこれだけです。
アトピーの程度は人によってさまざまです。
場合によっては、ステロイドなどの外用薬を服用するのも仕方ありません。
しかしステロイドを使っていようがいまいが、上記ポイントを抑えることが大切です。
ステロイドで怖いのは副作用です。
生活習慣を改善して免疫機能の強化
生活習慣を改善することで、人間の自律神経のバランスを整え、人間が本来持っている免疫機能を強化することができます。
免疫力が強化されると、アトピーだけでなく生活習慣病などさまざまな病気にかかりにくくなります。
胃腸には免疫が集まっているといいます。
そのため腸内環境を整えることで、自然治癒力を向上させることが出来ます。
腸内環境の正常化には消化のよい食事や乳酸菌の摂取が効果的です。
またオリゴ糖も善玉菌の増殖をサポートしてくれます。
それから適切に体内の老廃物や毒素を排出することで代謝のよい体を作れます。
青汁はデトックス効果があるのでおすすめです。
アレルゲンを除去しよう
またなるべくアレルゲンを近づけないようにします。
アレルゲンとはアトピーの原因となる物質であり、人によって食べ物、ハウスダスト等さまざまあります。
原因となる食べ物を摂取しない、部屋を掃除したり、換気したりしてハウスダストを除去するなどです。
特にダニはアトピーにとって有害ですから、空気清浄機などを使って効率的に除去しましょう。
また塩素も皮膚には有害ですから、可能な限り除去しましょう。
浄水器やシャワーヘッドを交換して、簡単に塩素は除去できます。
乾燥肌をスキンケアで適切に保湿する
スキンケアも乾燥した皮膚を保湿し、アレルゲンが侵入しないよう皮膚にバリアを張ってくれますから有効です。
保湿はアトピーだけでなく、ニキビや肌荒れなど、あらゆる皮膚疾患からお肌を守ってくれます。
皮脂には必要な皮脂と不要な皮脂があります。
肌荒れやニキビに悩んでいる方も保湿をするようにしましょう。
スキンケアはただ保湿をするだけでなく、お肌を清潔にすることが大切です。
入浴はお肌を乾燥させますから、必要な皮脂まで落とさないような工夫が必要です。