アトピーとストレスの関係
アトピーの人はストレスを感じると炎症部がかゆくなったり、湿疹が出たりする覚えはありませんか。
このストレスとの関係はいまだあきらかにされてはいませんが、深いつながりがあると考えられます。
アトピーは遺伝や外部環境で発症しますが、ストレスによって悪化することがあります。
これにはストレスによるホルモンバランスや自律神経への影響が考えられます。
ホルモンや自律神経のバランスが崩れる
人間はストレスなどの緊張や不安を感じるとホルモンに影響します。
ホルモンは通常副腎から分泌されて、免疫機能など体のバランスを保っているのですが、ストレスを感じるとホルモンの分泌に異常をきたし、アトピーを発症しやすくなるといわれます。
また、自律神経への影響も考えられます。
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスよく機能して、体を正常に保っています。
しかしストレスによって自律神経のバランスが崩れ、アトピーを発症しやすくなるのです。
ストレスは喘息を引き起こす
アトピー以外にも喘息などはストレスの影響を強く受けるといわれます。
もちろんストレスなどの心理的要因だけでアトピーの発症を説明できませんが、食べ物やハウスダスト、化学物質などの物理的要因も作用してアトピーの原因となることはあるでしょう。
炎症部のかゆみや見た目に不安や苛立ちを感じ、さらなるストレスを感じて炎症を悪化させます。
こうした悪循環を断ち切るには、アトピーの適切な治療が功を奏します。
食習慣や住環境の改善、スキンケアなどアトピー対策を継続することで心理的にも余裕が生まれるといえます。
また1日の内にリラックスできる時間を作ることも大切です。