アトピー予防には母乳が効果的
アトピーなどのアレルギー性疾患を予防するにおいて、お母さんの母乳は非常に効果があります。
アトピーを発症するのは、IgEという抗体の働きによるものですが、逆にアレルギーから人間を守るのはIgAという免疫グロブリンです。
母乳にはこのIgAが豊富に含まれていますから、赤ちゃんに母乳を飲ませることはアトピーに有効なのです。
市販の人工ミルクは異質なたんぱく質
母乳が出なかったり、仕事をしていて保育園に預けないといけないお母さんもいらっしゃるでしょう。
その場合は市販のミルクに頼らざるを得ません。
市販のいわゆる粉ミルクは人工乳といわれ、赤ちゃんにとっては異質なたんぱく質ですから、アトピーを発症する危険性はあります。
しかし必ずアトピーを発症するわけではないため、あまり気にする必要はありません。
最近の粉ミルクは栄養も豊富ですし、栄養をつければ免疫機能も成長とともに強化されます。
またアレルゲンとなるたんぱく質をアミノ酸まで分解してある低アレルギーミルクもあります。
味がまずいのが欠点ですが、こういった商品もあります。
ただし出来ることなら赤ちゃんは母乳で育てることをおすすめします。
母乳で免疫力が付くので、さまざまな病気に発症しにくくなります。