アトピーにならないために妊娠中に気を付けること
妊娠すると、子供がアトピーになったりはしないか、もしくは自分がアトピーで食事に制限がかかってしまうことを心配されるお母さんがいらっしゃいます。
大切なわが子ですから、アトピーにならないよう気を付けたいところです。
アトピーが抗体の免疫反応により発症します。
胎児が免疫である抗体を作り出すようになるのは、妊娠末期です。
つまりこの時期にアレルゲンとなりうる食品を摂取したりすると、胎盤を通してアレルゲンが赤ちゃんに送り込まれてしまうわけです。
アレルゲンを過度に摂取しない
アレルゲンになりやすい食品は卵、牛乳、大豆などですが、人それぞれ異なります。
ただしアトピーなどのアレルギー反応を起こすのは、過度に摂取した場合です。
少量ならばよく、偏って毎日たくさん摂取すると、アレルゲンとなることがあるのです。
妊娠中はこれらの食品に偏るのは避け、他の良質のたんぱく質、例えば肉や魚をバランスよく食べるようにします。
ただし母親が食べ物アレルギーの場合は原因となっている食品は避けなければなりません。
母親がアトピーの場合、医師から食事制限を指示されることがありますが、これも赤ちゃんの健康に影響を及ぼしてしまいかねないため、注意が必要です。
担当の医師とよく相談して、食事に気を使うようにしましょう。
薬の服用について
また妊娠中は皮膚が敏感になり、肌がカサカサとしたり、湿疹が出来るということが往々にしてあります。
これは女性ホルモンの変化による肌への影響です。
妊娠時特有の症状として、妊娠性痒疹や妊娠性疱疹といわれる症状があります。
妊娠性痒疹は手や足の甲や、お腹、背なかに丘疹といわれる湿疹が出て、痒みを伴います。
また妊娠性疱疹は水分を持った湿疹で、水庖の周りに赤い湿疹が出るのが特徴です。
しかし妊娠時の薬の服用には注意が必要です。
胎児への影響を考慮しなくてはいけません。
もし母親がアトピーであるのなら、ステロイドの外用薬は妊娠中でも使用できると言われています。
しかし大量に長期で使うのは避けてください。
こちらも心配であれば、病院に受診するのをおすすめします。