海水がアトピーを治す
よく海水浴に行ってアトピーが治ったと聞きますが、実際はどうなのでしょうか。
海水というと、塩分が含まれており、アトピーの敏感肌にはあまりよくないイメージを持たれます。
しかし海水には、ミネラルが豊富に含まれており、皮膚の健康にはよく、炎症やかゆみを鎮めてくれる効果があります。
また海水にはさまざまな微生物がいるため、アレルギー反応を抑える可能性があります。
実は先進国にアトピー患者が多いのは、自然と接する機会が少ないからだという報告もなされています。
科学的に先進国とアトピーの関係は立証されていませんが、自然と接することはアトピーを始めとするアレルギー疾患にはよい影響を与えるといわれています。
紫外線は日焼け止めでガード
ただし海水浴において気を付けないといけないのは、紫外線です。
紫外線は皮膚に炎症を起こし、コラーゲンを破壊するため、アトピーを悪化させます。
海水浴に出かける際は、日焼け止めクリームを塗ることをおすすめします。
日焼け止めクリームにはSPFやPAといった記載がなされている商品があります。
このSPAとPAはどちらも紫外線の遮断率を表わし、SPFは数値が高い程、紫外線の遮断率が高いというわけです。
またPAは+という表記がなされますが、三段階あり、+++が最も効果が高いという意味があります。
人間の皮膚にとって、ビタミンDの生成に適度な紫外線は必要です。
過剰に紫外線を浴びなければ問題はありません。
是非夏は海水浴に行って自然と大いに接しましょう。