合成界面活性剤の洗浄力は強すぎる
合成界面活性剤は化粧品や食品、洗剤などあらゆる場面で使われていますが、この合成界面活性剤、アトピーに悪い影響を与えると言われています。
合成界面活性剤は水と油という本来相性のよくない成分を混ぜ合わせるために使われます。
水と油は混ぜ合わせると分離してしまうように、そのままでは混ざることはありません。
そのため脂溶性といわれる汚れは水だけでは落とすことが出来ません。
この脂溶性の汚れを落とすために洗剤には合成界面活性剤が使われるわけです。
そのため、洗浄力は強く、あらゆる汚れを綺麗にすることが出来ます。
皮膚に必要な皮脂まで落としてしまう
当然石鹸にも界面活性剤が使われることがあります。
洗い上がりはすっきりするため、気持ちのよい印象を受けますが、皮膚に必要な皮脂まで落としてしまうため、皮膚は乾燥してしまいます。
皮膚には皮脂膜と呼ばれる膜によって角質層の水分が蒸発したり、外部刺激から皮膚を守っているのですが、この皮脂膜も界面活性剤によって洗い落とされてしまいます。
皮脂膜を失った皮膚はアレルゲンの侵入を防ぐことが出来ず、アトピーを発症させ、湿疹や炎症を悪化させる原因となります。
合成界面活性剤と界面活性剤は異なる成分ですが、どちらも強力な洗浄力を持っているため、アトピーの敏感肌には強すぎる刺激となるのでしょう。
スキンケアに使う化粧品やシャンプーにも気を使う必要があります。
アトピーの人は皮膚にやさしい無添加化粧品や無添加シャンプーを使いましょう。
