夜中に起こる喘息発作

気管支喘息は夜中に発作を起こしやすいという特徴があります。
昼間は平気なのに、寝る時や睡眠時に発作が起こるのは理由があります。

人間の自律神経には交感神経と副交感神経があり、活動時と休息時でスイッチを無意識に切り替えています。
夜は副交感神経優位の状態になり、気管支を細くする作用が働きます。

そのため気道が狭くなって発作を起こしやすいのです。
また、寝室にはダニやホコリが溜まりやすく、これらを吸引することによって発作が起こる可能性もあります。

夜間に発作が起きるという心理的圧迫も発作の原因となるでしょう。
さらに夜は太陽が沈んでいるために気温が低下し、喘息発作を起こす要因になります。

なお発作は気温が低いときに起こりやすいといいますが、必ずしも冬に起こりやすいわけではありません。
冬に発作を起こす人は冷気というよりも、乾燥した空気によって気道が過敏に刺激されていることも考えられます。

この場合は湿度を保つような工夫が必要でしょう。
むしろ秋の方が昼夜の気温差が激しいために、喘息発作を起こす人が多いようです。

急激な温度の変化で気管支が収縮されるためと考えられます。
いずれにせよ夜間は喘息発作を起こしやすいので、事前に腹式呼吸法や薬の常備など発作を抑えるための対策を練っておくと良いでしょう。

スポンサーサイト

スポンサーサイト

inserted by FC2 system