喘息発作の4つの段階

一口に喘息の発作といっても、段階があります。
日本小児アレルギー学会では、この喘息の発作について4つの段階を設けています。

弱い段階から「小発作」「中発作」「大発作」「呼吸不全」と分けることが出来ます。
小発作はヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴が聞こえることがありますが、本人は機嫌も良く、比較的元気なためさほど心配する必要はないでしょう。

食事も睡眠も普通に取れるようであれば、様子を見ると良いと思います。
なお中発作になると、喘鳴が明らかに聞こえるようになり、安静にしていてもやや呼吸が苦しそうな状態になります。

食事や睡眠もやや困難になりますので、周りの人間も心配になります。
そして大発作以上となると、呼吸困難が明らかであり、座っているだけでも辛く、前かがみの状態になります。

チアノーゼの可能性も出てきますから、早期に病院を受診した方が良いでしょう。
チアノーゼとは唇が青かったり、紫色になる症状で、呼吸が苦しいあまり、逆に喘鳴の音が小さくなる傾向にあります。

呼吸不全の状態になると、意識を失ったり、精神状態にも支障をきたし、錯乱状態になることがあります。
特に小さいお子さんの場合は、発作がひどくなると暴れ出したりと危険な状態ですので、救急病院を受診してください。

このように発作は4つの段階に分けられます。
普段から喘息に対する意識と理解を持ち、病院を受診するタイミングや薬を常備しておく必要があるでしょう。

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