大人も喘息になる

これまでは喘息といえば子供の病気でした。
しかし最近では大人喘息にかかる患者も増えてきています。

子供の頃に喘息持ちだった人だけではなく、これまで一度も喘息になったことのない方も発症するケースがあります。
大人喘息の原因としては、ストレスによる免疫力の低下や自覚症状が無くて風邪をこじらせてしまうこともあります。

気管支喘息の症状としては動悸や息切れ、呼吸困難、喘鳴などがありますが、咳だけが長期間続く咳喘息と呼ばれるものもあります。
咳喘息の場合は特に自覚症状が無く、夜に症状が悪化するため、昼間は意外と平気なことが多いのです。

中には喘息によって命を失う人もいるので、軽く考えてはいけません。
なお大人喘息もアレルギーによって引き起こされるケースが多いようです。

アレルゲンは人によって異なりますが、ダニやカビなどのハウスダストやペットの毛、汚れた空気(タバコの煙を含む)でも免疫反応が起こる可能性はあります。
また肥満体質の人もアレルギー反応を起こしやすくなると言われています。

というのも、私たちの体は免疫反応によってさまざまな抗体を作り出します。
抗体の中にはIgE抗体と呼ばれるものがあり、過剰な免疫反応を起こしたり、ヒスタミンなどの炎症物質を放出します。

このIgE抗体は肥満細胞の表面に出来やすく、メタボ体質の人は特に注意が必要です。
実際に大人喘息にかかる人の中には、40代を越えて中年太りをしている人も多くいます。

このように喘息はハウスダストだけでなく、食習慣によっても発症しやすくなります。
そのため、薬による治療だけではなく、清潔な住環境や食習慣の見直しが必要だとお分かりいただけるでしょう。

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