喘息発作時の対処法
喘息の発作はいかなる予防をしていても、起こる時は起こります。
そのため、事前に発作が起きたときの対処法を考えておく必要があります。
対処法としては、例えば飲水や痰出し、腹式呼吸などがあります。
自分自身で一番楽になれる方法を普段から検討しておくと良いでしょう。
また当然病院にかかっているでしょうから、医師から処方される薬や吸入器などを常備しておくことをお薦めします。
発作が夜突然起こることもありますから、夜間に駆け付けられる病院を決めておくのも良いでしょう。
なお、このような準備をしていない場合、救急病院に運ぶのも一つの手ですが、救急隊員が駆け付けるまでの間に出来ることがあります。
喘息は痰が絡んで苦しくなることがあります。
痰が絡んでいる場合は、水を飲ませると痰が出やすくなります。
また通常の呼吸(胸式呼吸)では肺に溜まった空気が出にくいことがあります。
この場合は腹式呼吸によって新鮮な空気を取り入れるようにすると、症状が緩和します。
普段から腹式呼吸の練習をしておくと、いざ発作が起きた時も慌てずに済みます。
発作時は楽な姿勢をとることも大切です。
一概にこの姿勢が楽というものはありませんから、本人が一番楽な姿勢をとらせると良いでしょう。
多くの場合、寝ているよりも座っている方が楽だと感じる人も多いようです。
またボタンを取ったり、ベルトを緩め、呼吸が楽に出来るような工夫も大切です。