食事療法の仕方
食べ物アレルギーはアトピーの原因のひとつです。
子供は保育園や学校など集団生活をする必要があるため、アレルゲンを完全に除去するというのはなかなか難しいものです。
アレルゲンを食品から完全に除去できない場合や、複数の食物アレルギーを持っていると、除去食だけでは対応できないこともあります。
他の子供と違う食べ物を食べていると子供はストレスを感じ、アトピーを悪化させてしまうかもしれません。
また料理をする側の苦労も大変なものとなります。
その場合、除去食だけでなく、食事療法によってアレルゲンに対して耐性を作ることも考えなければなりません。
食事療法というのは、アレルゲンを少しずつ慣らしていくという方法です。
アレルゲンに耐性が出来ても、急に同じ食物をたくさん食べると、食物アレルギーは再発します。
またアレルゲンとなる食物をそのまま摂取せず、加熱調理したり、お菓子に少し混ぜたりするのも有効です。
しかし同じものを毎日繰り返し与えると、新たなアレルゲンを作ってしまうので注意しましょう。
卵や大豆、牛乳は三大アレルゲンとされますが、これ以外にもアレルゲンとなる食品はいくらでもあります。
食事療法は正しい知識と根気が大切ですから、時にはお医者さんに相談し、あきらめず長い目で続ける必要があります。
しかし焦ってはいけません。
食事療法を続けて、少しでもアトピーが改善したのであればよいと気楽に考えましょう。