パラベンは炎症を悪化させる
パラベンとは防腐剤のことで化粧品や石鹸、シャンプーの他にも食品や飲料、医薬品にも含まれています。
パラベンは危険、炎症を悪化させると危険性が揶揄されていますが、実際にはどうなのでしょうか。
確かにパラベンが成分として含有されていると、アレルギーや接触性皮膚炎などの皮膚トラブルを起こすことがあります。
とくにアトピー性皮膚炎にお悩みの方は炎症や湿疹を悪化させる恐れがあるので注意が必要です。
パラベンは基本的には低刺激なため、必ずアレルギーや接触性皮膚炎を発症するわけではありません。
しかしその危険性もあるため表示指定成分として表示が義務付けられるようになりました。
この表示義務がパラベンはよくないというイメージを膨らませているのかもしれません。
パラベンは抗菌効果があり、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
薬事法の関係で、化粧品メーカーは3年間の品質保証をしなくてはなりません。
そのため化粧品には防腐剤を使用せざるを得ないという結論に至るのでしょう。
パラベンの肌への危険性から最近では無添加化粧品といわれる防腐剤などの化学成分を配合しない商品が人気を集めています。
パラベンは必ずアトピーの炎症を悪化させるというわけではないと思いますが、使わないに越したことはないと考えています。