アトピーは自分が悪い
「アトピーになるのは乾燥肌だから。」
このように書かれている本やサイトをよく見かけます。
私も乾燥肌で夏場でもあまり汗をかきません。
しかし考えてみると、汗をかかなくなったのは社会人になってからです。
社会人になって、運動をする機会が減りました。
エアコンのきいた快適な職場で仕事をし、電車や家でもエアコンをかけていました。
汗をかく生活とは程遠いものとなり、次第に汗をかかなくなりました。
このように夏場でも皮膚が乾燥しているという人が多くなっています。
このような生活環境が原因でアトピー患者が増えているのではないでしょうか。
乾燥肌は皮膚トラブルの原因の一つです。
最近フィラグリン遺伝子の異常による皮膚の保湿トラブルの研究が注目を浴びています。
確かに遺伝で乾燥肌だったり、アトピー肌だったりする人はいるでしょう。
しかしおそらく生まれつき乾燥肌、アトピー肌の人はそれ程多くないのです。
生まれたての赤ちゃんのお肌はぷりぷりぴちぴちしています。
アトピー肌や乾燥肌になるのは、後天的であり、自分自身で作り出していると考える方が妥当です。
つまり日頃の生活習慣によって、お肌の状態はよくも悪くもなるということです。
事実、生活習慣の改善や食生活の見直しによって、皮膚トラブルが劇的に改善したという方も多くいらっしゃいます。
自分なりに何が原因でアトピーになったのか考えてみて、食生活や生活環境について考えてみるのもよいかもしれません。