アトピーが摂っておきたい栄養素
アトピー性皮膚炎を発症するのは、遺伝だけではなく栄養不足が起因していると考えられます。
皮膚の代謝を高めるのに効果的とされるのはビタミン類です。
ビタミンCは果物や野菜に含まれている栄養素ですが、ヒスタミンの生成を防いで炎症やかゆみを抑える効果があります。
さらにコラーゲンの生成にはビタミンCが必要とされるため、コラーゲンとともに摂取すると相乗効果が期待されます。
またビタミンB6もたんぱく質を供給して皮膚の再生を促すので、アトピー性皮膚炎を改善させるには有効とされています。
最近では魚に含まれるEPAやDHAの有効性も確認されていますが、これらの脂質は体内では作り出せないため、食事で摂取すると良いでしょう。
特にイワシやサンマなどの青魚に含有されています。
アトピー性皮膚炎はダニやホコリ、食べ物に対する過剰な免疫反応が原因とされています。
通常免疫反応を起こさない物質に対しての抗体反応ですから、ビタミン類やEPA、DHAを摂るだけでは症状が良くならないこともあります。
重度の場合は専門医にかかるなどして適切な治療が必要になります。
特に炎症やかゆみがひどい時はステロイドなどの治療薬を使って、症状を軽減する必要も出てくるでしょう。
また、アレルギーを引き起こすハウスダストや食べ物を避ける工夫もしなければなりません。
個人差がありますし、体質もそれぞれ異なりますから、自分に合った治療法を探すと良いでしょう。