塩分の摂り過ぎは良くない
塩分の取り過ぎは血圧を上昇させ、高血圧のリスクが高まるとされていますが、それだけではありません。
塩分に含まれるナトリウムが体内に過剰に増えた場合、ナトリウムを排出させようと腎臓に負担がかかります。
腎臓にはろ過機能があるのですが、働き過ぎた結果、腎機能が低下し、腎臓疾患になるリスクも出てきます。
さらにアトピー性皮膚炎の患者には腎臓が弱っている人が多く、副腎も弱らせて、アレルギー反応を抑制することが出来なくなります。
そのため、自己免疫疾患を引き起こし、炎症が悪化します。
現代はジャンクフードやお菓子などに大量に塩が投入されており、塩分の濃い食事を好む人も多いようです。
病院食に薄味が多いように、塩分の取り過ぎは体に負担をかけます。
摂取量を減らすことはもちろん、ナトリウムの排出を促進するカリウムも同時に摂取するようにすると良いでしょう。
カリウムは海藻類に豊富に含まれています。
さらに味噌汁は塩分が高いイメージですが、カリウムが豊富なので、血圧を降下させる働きも持っています。
アトピーに青汁が良いと何度かご紹介していますが、青汁にもカリウムが含まれているので、ビタミンや食物繊維も同時に補給できて効果的です。
とかく塩が悪いように書かれていますが、そんなことはありません。
塩分も摂り過ぎなければ問題はありません。
ミネラル分は皮膚を正常な状態にするには有効なので、摂取量に注意しましょう。