炭水化物を減らす
賛否両論ある糖質制限食ですが、アトピー性皮膚炎を患っている人は炭水化物を摂り過ぎている傾向にあります。
糖質とは平たく言えば炭水化物のことをいい、炭水化物は体内でブドウ糖を生成するため、生きていく上で必須の栄養素です。
エネルギー源となるため、炭水化物を全く摂らないというのは危険ですが、摂取量を減らすことは良いかもしれません。
炭水化物は消化が良く血糖値の上昇が早いですが、インスリンが過剰に分泌されるので、血糖値の降下も早いとされています。
低血糖の人は糖質や炭水化物を多く摂取している傾向があり、アトピー性皮膚炎にかかっている人も低血糖であることが多いのです。
低血糖状態が続くと、副腎は血糖値を上げようとアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンを分泌します。
その結果副腎は疲弊します。
副腎は副腎皮質ホルモンと呼ばれるホルモンを生成しますが、副腎機能が低下すると皮膚炎が悪化するようになります。
副腎皮質ホルモンとはいわばステロイドです。
副腎の機能を高めるにはビタミンCが良いとされるので、アトピー性皮膚炎の治療にはビタミンCを摂ると良いのです。
また皮膚の生成にはたんぱく質を摂取するのが良いとされていますので、たんぱく質やビタミンCを食事に取り入れるようにします。
また低血糖であるという人は、炭水化物や糖質は摂取量を制限すると症状が良くなるかもしれません。