お酒はほどほどに
お酒は会社勤めをしていると飲み会に誘われることがよくあります。
またストレスを発散するのに晩酌をしたり、お酒を飲んで大いに楽しむのも悪い面ばかりではありません。
ストレスを発散することは自律神経やホルモンの生成に影響し、体の正常な働きを取り戻すことが出来ます。
しかしアトピー性皮膚炎はお酒を摂取することで悪化することがあります。
アルコールには体内の血管を拡張させる効果があり、体温が上昇して血行がよくなります。
血行がよくなることは代謝を活性化させ、体にはよいことなのですが、アトピーの炎症部がかゆくなるというのが欠点です。
またアルコールの麻酔効果により、無意識に皮膚を掻きすぎてしまい、皮膚細胞を傷めます。
お酒を飲んでいると、知らず知らずに患部を掻いてしまうという経験はありませんか。
お酒に含まれるアルコールは体内でアセトアルデヒドに変化します。
アセトアルデヒドの作用により、体内でヒスタミンが生成されアトピーのかゆみを増幅させます。
アルコールには利尿作用もあるので、体内の水分が放出され、皮膚が乾燥してしまうのも悪化の原因となります。
お酒は毎日飲むことは避け、休肝日をつくるなどして、ほどほどに嗜むようにしましょう。