アトピー増加の原因は生活習慣と化学物質
アトピーは厚生労働科学研究において、年々増加の傾向にあると報告されています。
これには食の欧米化、水道水に含まれる塩素、化学物質にさらされている環境、免疫機能の低下などが考えられます。
日本においても日本食を日頃から摂取していた頃はアトピー患者はほとんどいなかったとされています。
食の欧米化に伴い、たんぱく質や脂を多く含む食品を摂取するようになりました。
たんぱく質や脂を多く含む食品はアレルギー反応を起こしやすく、さらに過度に摂取することでアトピーの発症確率は高くなるのです。
飽食の時代ともいわれていますが、暴飲暴食も消化器管に負担をかけ、消化力の低下をもたらすとされています。
腸内環境が悪くなれば、異物を多く体内に取り入れてしまい、アトピーのようなアレルギー反応を起こします。
また塩素は皮膚の細胞や腸内の粘膜を壊し、アレルゲンを容易に体内に取り入れてしまうでしょう。
現代においては多くの化学物質に取り囲まれています。
食品や化粧品にも添加物が含まれていますし、外に出れば車の排気ガスで溢れています。
不規則な生活習慣や肉類中心の食事、ストレスなどアトピーを発症する原因は多く存在し、こういった要因は先進諸国において顕著です。
自然と接する機会が減ったことも人間の免疫機能を低下される原因と考えられます。
このようにアトピーが増加した原因はひとつではなく、いくつもの要因が重なっているのです。
原因を特定するよりもこうした環境で生きていくために、体質改善をして免疫力を強化することが大切です。